このプロジェクトは…
北海道岩見沢市で2009年から始まったアート・プロジェクト「ZAWORLD(ザワールド)」。3年目となる2011年は岩見沢ならではのコミュニティについてアートを手がかりに考えていきます。
まずは3月に「ZAWORLD3.0」を開催。炭鉱の後背地であり、鉄道輸送の拠点であった岩見沢の今昔を「ZAWAZAWAスポット」をキーワードにさぐっていきます。 以前の記事
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1886年、北海道最初の開拓水道敷設(三笠市萱野~岩見沢市元町)が行われたそうですが、通水せず失敗したそうです。 「開拓水道」がどういうものかわかりませんが、国内初のいわゆる水道が完成したのがやっと1887年、英国人技師ヘンリー・スペンサー・パーマーの指導のもと横浜でのことだそうなので、逆に言うと岩見沢は水道にたいへんな情熱をかけていた地域と言えるかもしれません。 岩見沢に「近代水道」が完成したのは「失敗」から12年後の1908年。しかしこれは全国的に見ても早く、全国で13番目、道内では函館についで2番目の近代水道でした。道内2番目の都市であった小樽ではなく、岩見沢だったのは、空知の石炭鉄道輸送の集積地として人口が増加していったこと、暴れ川が多い泥炭地であったことが関係していると言います。 1908年、「一の沢水源池」から給水が開始されました。水道専用池が設置されたのは道内初のことで、現在は桂沢ダムが空知南部に給水していますが、それが完成するまで活躍。国の「近代水道百選」に選ばれています。また、水源池に赤く映える取水塔は市の有形文化財。堤防の長さは130m、高さ10m.貯水面積は8万8500㎡。 ところで、1886年には、編集者、評論家、小説家として知られる(私は知りませんでしたが)中村武羅夫さんが岩見沢で生まれています。岩見沢市東山公園内には中村さんの碑があるそうです。 ご両親は鳥取からの移住者で、「僕の両親が明治維新、没落士族の一団として北海道開拓のために移住したのは明治18年のことである。明治19年生まれのの僕は両親が北海道に移住した翌年に生まれたのだから、これでも僕は正真正銘の北海道っ児なのである」と語っていたそうです。 ご両親は大変に苦労して3万坪のりんご園を開拓したそうですが、すべて枯れてしまって手放したそうです。22歳で上京。新潮社に入社。「文芸春秋」の菊池寛と勢力を2分したとか。
by iwamizawa09
| 2009-06-21 11:40
| 岩見沢1882-2009
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